ご供養

ご供養について

先祖供養

父母、祖父母、祖父母の父母とさかのぼった人たちのことをご先祖様と呼びます。
私たちは両親により生を受け、その両親には4人の親がいます。これを三代、四代とさかのぼり、三十代前になると先祖の数は十億人を超えます。
こうして、繰り返し繋いできた命が私たちであり、その繋がりがたった一度でも切れてしまえば、今の私たちは存在しないのです。
この生命はまことに希有なものであり、多くの先祖と繋がって私たちは生かされているのです。
先祖供養とは、私たちが今生かされていることに感謝し、故人があの世で味わう苦しみを取り除き、福が増すようにと、この世にある私たちが故人のために善行を行うことを言いますが、故人はその功徳(くどく)の7分の1しか受け取らず、残りの7分の6は善行を行った私たちへ返ってくると言われています。
「枝葉栄えんと欲せば、先ず其の根を養うべし」という言葉があります。
大きく立派に見える木は、地中深く丈夫な根にしっかりと支えられており、根が枯れてしまうと幹は太らず、枝葉も茂らず、美しい花を咲かせることが出来ないという事です。
その根こそがご先祖様であり、幹は両親、そして枝葉は子孫です。父母・先祖を敬い供養することは、その形見である我が身を大切にすることであり、子孫によく受け継がれることとなるのです。
故に昔からよく言われたものです。
「身を立てて家を興す人、必ず先亡の供養を怠る者なし」。
今の自分が在る事ことを感謝し先祖供養を行う事で、現在の自分自身をはじめとした子孫にその功徳が返ってくるものなのです。

先祖供養
祥月命日 1万円より
月命日 5千円より

お彼岸

春分の日・秋分の日(お中日ちゅうにち)をはさんで、前後三日の期間をお彼岸ひがんと言い、お彼岸には、ご先祖様への感謝の気持ちを込め、多くの方がお墓参りやお寺参りを行います。
本来、お彼岸とは、私たちの存在するこの世(此岸しがん)から仏の世界(彼岸)へ渡るための修行をする日だとされています。
修行と言うと難しく感じるかもしれませんが、お中日をご先祖様への感謝の日とし、残りの6日間は、1日に1つずつ、六波羅蜜ろくはらみつと呼ばれる大切な教えを実践することで、煩悩ぼんのうから解き放たれた悟りの世界へ行くことが出来るとお釈迦しゃか様は説かれています。
気苦労の多いこの世界で悟りを得ることができれば、穏やかな心で物事を受け止め、どんな困難も乗り越えられる柔軟な精神を持ち、感謝の気持ちを忘れることなく思いやりの心を持って人と接することが出来、きっとこれまでに感じたことのないような幸福感を得られることでしょう。
ご先祖様に感謝し供養することをきっかけに、この世に生きる私たちも清らかな心でお彼岸を過ごしたいものです。

お彼岸
彼岸会 5千円より

お盆

お盆とは、正しくは「盂蘭盆会うらぼんえ」のことで、略してお盆といいます。
盂蘭盆会とは、サンスクリット語の“ウラバンナ”を音訳したもので、「地獄や餓鬼(がき)道に落ちて、逆さづりにされ苦しんでいる」という意味です。そして、ご先祖様がその様な目に遭わずに済むようにと供養を行うのが盂蘭盆会です。
お釈迦様の弟子の目連尊者もくれんそんじゃは、神通力によって自分の母が餓鬼がき道で苦しんでいる事を知り、何とか母を救いたいとお釈迦様に助けるすべをお尋ねしました。そしてお釈迦様の教えに従い七月十五日、十方の僧を招いて供養をし、目連尊者の母は救われたのでした。
この故事がお盆の由来だと言われており、それ以来お盆は父母に対する報恩感謝の日、先祖供養の日として受け継がれています。

お盆
初盆会はつぼんえ 3万円より
棚経たなぎょう 5千円より

施餓鬼供養

施餓鬼会せがきえは、故人を偲び、その恩に感謝して塔婆とうばを建てることが習わしとなっています。
お釈迦様の弟子の阿難尊者あなんそんじゃは、焔口えんくという餓鬼がきに出会い、三日後に餓鬼世界へおちるだろうと告げられました。阿難尊者がお釈迦様の教えに従って十方の僧を招き、供養の法要を営んだところ、多くの餓鬼が救われ、阿難尊者自身も餓鬼世界におちることなく、長寿を保つことが出来たという故事が元となり、施餓鬼会が行われるようになったと言われています。
餓鬼とは飢えに苦しむ餓鬼世界の住人のことで、食べ物・飲み物はすべて炎となり喉を通すことが出来ません。
このような飢えたる餓鬼に飲食を施し供養することによって、餓鬼を救い、その善行による功徳によって現生の私たちも救われると言われています。
これが施餓鬼供養であり、ご先祖様を成仏へと導き、自分とは直接ご縁のない人をも供養することの出来る、大変功徳くどくの大きい法会です。
卒塔婆そとうばの原型は石で作られた五輪塔ごりんとうで、故人の為に塔を建てるという事は、私たちがこの世においてご先祖様にできる最大の善行とされています。

施餓鬼供養会せがきくようえ 毎年7月24日 午前10時より

施餓鬼供養
施餓鬼会せがきえ 塔婆とうば 5千円

永代供養

近年、様々な事情によりお墓やお仏壇を守っていくことが難しくなっています。
お墓が遠方でなかなかお参りができない、後継者がいないため無縁さんになるのではないかと心配である、子供たちにお墓などの管理を任せるのは負担になるのではないか、など様々な理由から、納骨堂、永代供養への関心が高まってきています。
豊善院では、様々なご心配や不安を解消し、また可能な時は出来るだけ自由にお参りすることが出来るようにと永代供養を承っております。
当院境内にある納骨堂での永代供養、位牌堂にてお位牌をお預かりするなど、お寺での永代供養なので、毎日住職によるお経があげられ、将来後継者が不在となった場合でもご安心いただけます。
また、豊善院は、東名高速・名古屋ICから車で5分、リニモ「はなみずき通」駅から徒歩5分と大変便利な場所にございますので、名古屋市、日進市、尾張旭市、瀬戸市、東郷町、みよし市など、名古屋市近郊にお住いの皆様からもお参りして頂きやすいお寺です。
豊善院では、それぞれのご事情に合わせ、最も適した形での永代供養をお選びいただけるよう、随時ご見学・ご相談を承っておりますので、お気軽にお問合せください。
尚、ご見学をご希望の際は、事前にご予約くださいますようお願いいたします。

納骨堂の詳細へ

永代供養
豊善院の永代供養 5万円より
豊連閣にて永代供養 20万円より
位牌お預かり(永代供養) 20万円

お葬式

葬儀とは、人生における通過儀礼の一つです。
通過儀礼とは、人生において重要な節目にあたって行われる儀礼のことを言いますが、中でも成人式、結婚式、葬式の三つを合わせて三大通過儀礼と呼ばれています。
そのほかにも日常生活の中で様々な通過儀礼があり、入学式や卒業式などもその一つです。
通過儀礼とは、ある世界の始まりと終わりの区切りの儀式であり、この儀式を通して新たな世界へ踏み出したことを自覚し、その節目を迎えられたことに感謝し、進む道が幸多きものとなるようにと願うのです。 中でも葬式は、人生最後で最大の大切な通過儀礼です。
残された遺族は、故人が新たな世界へ旅立ったのだということをこの儀式を通して認識します。そして、故人への感謝とともにご供養することで、故人のいない新たな生活の始まりを受け入れ、死別という悲しみを乗り越えていく第一歩を踏み出すことが出来ます。
また、故人がこの世を旅立ってからも安らかに過ごせるようにと、故人を送り出すための大切な儀式でもあり、遺族による供養は故人の大きな助けとなります。
戒名(かいみょう)を授かり仏の弟子となられ、仏となられるまでの四十九日間の修行の旅が始まりますが、その旅路はご遺族の追善供養ついぜんくようにより守られています。
そして、供養の心は故人の助けとなるだけでなく、そのほとんどは功徳くどく(ご利益りやく)として遺族のもとへかえってくるのです。

葬儀のご依頼につきましては、菩提寺のない方や、当院の檀家だんか様でない方でも承っております。 家族葬など、ご希望のお葬儀を行っていただくために、事前のご相談もお受けしております。 また、豊善院でのお葬儀もご希望により承っておりますので、まずはお気軽にお問合せ下さい。

お葬式
お布施等詳細はお問合せ下さい。

追善供養(法事)

追善供養ついぜんくようとは、遺族が故人の成仏のため、死後の世界でも幸せになって欲しいと願い、追って故人の代わりに善行をすることです。
追善供養によって故人にその功徳くどくを差し向けることを廻向えこうと言いますが、故人はこのうちの7分の1の功徳を受け、あとの7分の6は私たちに戻ってくると言われています。

真言宗の教えでは、人が亡くなってから四十九日までの七日ごとにそれぞれ異なった仏様のもとで守られながら、修行を積むと言われています。
そして、四十九日の修行を無事終えることが出来れば仏となる、すなわち成仏すると言われています。

初七日、不動明王ふどうみょうおう様に108あると言われている煩悩ぼんのうを断ち切っていただきます。
二七日、釈迦如来しゃかにょらい様から仏教についての教えを説いていただきます。
三七日、文殊菩薩もんじゅぼさつ様より智慧ちえをお授けいただきます。
四七日、普賢菩薩ふげんぼさつ様から修業の大切さを学びます。
五七日、地蔵菩薩じぞうぼさつ様から慈悲じひの心を学びます。
六七日、弥勒菩薩みろくぼさつ様より未来の在り方について学びます。
四十九日(七七日)、ついに仏となるその時、薬師如来やくしにょらい様が丈夫な体をお授けくださいます。
百ケ日、四十九日までに仏となる事が出来なかった者がいれば、観世音菩薩かんぜおんぼさつ様が何としても救い出し、仏の道へお導きくださいます。
このような四十九日(満中陰まんちゅういん)までの期間を中陰ちゅういんと呼び、様々な仏様とご遺族のご供養による功徳に守られ、仏となるための修行を行っているのです。

年忌法要ねんきほうようは年回法要ともいい、一般に法事と呼ばれているものです。
年忌法要もまた、故人のために行う追善供養です。
四十九日法要の次に百箇日法要があり、亡くなった翌年が一周忌、その翌年の2年後が三回忌です。三回忌からは亡くなった年も含めて数え、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌と追善供養の法要を営みます。
これらの法要は、故人、ご先祖様があの世にあっても幸せであるようにと願う尊い営みです。

法要をご希望の際は、事前にお問合せ下さい。
お寺にて法要を行う場合は、お席等の準備がございますので、予め人数をお伝えくださいますようお願いいたします。

追善供養(法事)
各回忌法要 3万円より
本堂・ホール使用料 1万円

仏壇・お墓の精入れ・精抜き

お仏壇・お墓の精入しょういれ、精抜しょうぬきをどのような時に行えばよいか分からないというお話をしばしばお聞きします。
お仏壇やお墓の新規購入をしたときや、転居などで大きく移動をするとき、また、お仏壇やお墓、お位牌にお名前を追加で彫刻するときなどにそれぞれ精入れや精抜きを行います。

初めてお仏壇を入れた時、お仏壇の精入れ(仏壇開き)を行います。
また、お仏壇が古くなった時などには精抜きを行ってからクリーニングをし、お仏壇をお迎えした際には再び精入れを行います。
他には、転居等によってお仏壇を移動する時には、先にお仏壇の精抜きを行い、新居に移動完了しましたら再度精入れを行います。
そして、お墓を新たに建立した時にはお墓開きをし、墓石に戒名の追加彫刻を行う時やお墓を移動する時には、はじめに精抜きをし、彫刻や移動が済みましたら精入れを行います。
また、お位牌にご夫婦のお名前を入れる場合など、お二人目のお名前を彫刻する前に一旦精抜きを行います。そして、お名前の彫刻がすみましたらまた精入れを行います。
やむを得ず、お仏壇を処分することになった場合は、精抜きを行います。
どのように扱って良いかわからない時など、お気軽にご相談ください。

仏壇・お墓の精入れ・精抜き
お墓開き・仏壇開き 3万円
精入れ 1万円
撥遣はっけん(精抜き) 1万円

水子供養

様々な事情でこの世に生まれることが
出来なかったお子様の御霊を、
この世で与えてあげられなかった愛情と共に
お地蔵様の元へと送ってあげましょう。

水子供養の詳細へ

水子供養
水子供養 5千円より

※水子戒名授与 1霊 3万円
※水子永代供養 1霊 20万円

動物供養

ペットは、家族の一員として日々を共に過ごし、癒しを与えてくれるかけがえのない存在です。大切なペットを失った飼い主様の悲しみは、計り知れないほど大きい事でしょう。
当院にて、最愛のペットへの感謝の気持ちを込め、ご供養させていただきます。
ご自宅、またはご来寺頂いて読経させていただきますが、火葬については当院にて承ることが出来ませんので、ご自身での手配をお願いいたします。

動物供養
5千円より

人形供養

皆様の傍で喜びも悲しみも供にし、思い出でいっぱいのお人形たち。
子どもは人形遊びにより『愛情』を知り、そばに置くことで『安らぎ』を得、粗末に扱ってはならないという『物を大切にする心』を学びます。
 勿論、それは子どもにとってだけではなく、人形を持つ全ての人に共通すると言えるでしょう。また、人形はお子様の健やかな成長を願い、その身代わりとなって災いからお護りするとも言われています。
 そんな人形たちとのお別れ。たとえその身を失い離れ離れになろうとも『愛情』、『物を大切にする心』と人形への感謝の気持ちを持って供養することで共に心の整理をし、私たちはまた新たな『安らぎ』を得られることでしょう。  そして、お人形と供に過ごした時間の中で育まれてきた豊かな心は何よりの宝であり、生涯皆様をお護りくださることでしょう。

人形供養会を不定期で行っておりますので、時期についてはお問合せ下さい。
また、個別での人形供養も承っております。

※大きなものや量が多い場合は別途引取料金を頂戴いたします。
※ガラスケースや袋、カバー等はお持ち帰りください

人形供養
人形供養料(個別) 5千円より