真言宗について

真言宗とは

弘法大師の立教開宗

大日如来様のご真言
金剛界 オン バザラダト バン
胎蔵界 オン アビラウンケン

弘法大師の立教開宗

真言宗は、弘法大師 空海(以下 お大師さま)の立教開宗による、仏教の心髄の教えを説く密教の宗派です。
お大師さまが中国へ渡り、時の都長安(現在の西安市)で、密教の伝承の第7番目の祖、青龍寺 恵果和尚より授かった密教を広く日本へ伝える為に開かれました。密教の根本の仏様は、宇宙の本体であり絶対の真理である大日如来を本尊とし、真言は「オンアビラウンケンバザラダトバン」です。お大師さまは、一切の衆生を救う為にこの真言宗を開創され、人々に密教の教えを広く流布されたのです。

お大師様の御宝号 南無大師遍照金剛

仏の教えを広め人々を救う

一般的に「お大師さま」の名称で親しまれている弘法大師は、讃岐の国(現在の香川県)にお生まれになられました。幼名を真魚(まお)といい、幼い頃から毎日朝晩自らお作りになった仏様を拝んでは将来仏の道に入り、仏の教えを広め多くの人々を救っていこうと考えておられました。 成長されたお大師さまは出家され、得度をされました。その後唐(中国)に渡り、恵果和尚より潅頂(密教の伝承)を受け「遍照金剛」の潅頂名を授かったのです。その後、日本にお戻りになられ『済世利人』(世のため、人のため)のもと、広く密教の教えを説かれ多くの人々を導かれたのです。 現在も、奥の院の御廟にて禅定に入られ(御入定)私達を見守っておられます。