薬王山豊善院

縁起

430年前薬師堂として建立

薬王山豊善院は真言宗醍醐三宝院に属する当山派の修験寺院であり、薬師院大徳法印(文禄三年入寂)により、およそ430年前延命薬師尊を勧請され修験がつかさどる薬師堂(祈祷霊場)として一寺を建立されました。
また、本町で養蚕ようさんが盛んだった頃、蚕霊尊をお祀りし、地域の報恩と繁栄を祈られてきました。また、可睡斎投寮から授かった秋葉大権現も祀られており、秋葉信仰も盛んでした。

お薬師さまのご真言
オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ
病気平癒 身体健全 息災延命 病難厄除 手術成功

延命薬師尊

左手に薬壺を持ち、万病を治すといわれる仏様です。
薬壷の中には、体の病、心の病、そして社会の病をも治すという霊薬が入っており、それはお釈迦さまの説かれた教えを象徴的に表しているものとされます。その教えは、しばしば人々の苦しみを取り除く医療にたとえられることから「最高の医者」とも称されます。そのため薬師如来は、お釈迦さまと同一視される場合もあり、お釈迦さまの衆生救済の働きを表したのが薬師如来であるとも言われています。
薬師如来は、延命、病気平癒などの現世利益を与える仏様として知られています。また、病難厄除や病気平癒にとどまらず、人々がさとりを求める菩薩修行をするのに妨げとなる様々な苦難を取り除き、そのことによって他人や世の中の為に自分をより良く活かすことができるという功徳をお授けくださいます。